顔脱毛前のシェービングどこまで剃る?

顔脱毛前のシェービングどこまで剃る?

クリニックで本格脱毛を考える女性に人気の顔脱毛。顔脱毛は面倒な自己処理の必要がなくなるだけではなく、毛穴が目立たなくなって肌がキレイに見える、メイクのノリが良くなる、肌のトーンが明るくなるなどさまざまなメリットがあります。

顔脱毛も体の脱毛と同様、施術前にシェービングをしておく必要があります。伸びるのが早い顔の産毛は、普段から頻繁に剃るという方が多いかかもしれませんが、脱毛前の事前処理としてのシェービングはどんな点に注意すればよいのでしょうか。

ここでは顔脱毛前にどこまで剃る必要があるか、正しいシェービング方法についてご説明していきます。

顔脱毛の前はムダ毛を剃る必要がある

顔脱毛の前はムダ毛を剃る必要がある

そもそも、なぜ脱毛前にムダ毛を剃る必要があるのでしょうか。

脱毛に使用するレーザーは、メラニン色素に反応する性質があります。この性質を利用して毛根のメラニン色素にレーザーを反応させ、毛根を破壊するというのがレーザー脱毛のメカニズムです。

事前処理を行わず体毛が伸びた状態でレーザーを照射すると、毛に含まれるメラニンにレーザーが反応して、肌に火傷や炎症を起こしてしまうことがあります。

特に顔は肌が敏感な部分。肌トラブルを起こさないためにも、顔脱毛前には丁寧にシェービングしておきましょう。

顔の正しい剃り方は?

顔の正しい剃り方は?

顔剃りをする前には、まず肌を温めて産毛を柔らかくしておきましょう。蒸しタオルを使うと便利ですが、面倒な人はお風呂上がりに顔剃りをするのがおすすめです。

剃るときは、産毛の生えている流れに沿って剃ります。流れに逆らって剃ると肌荒れを起こすことがあるのでNG。また、肌の上で何度も刃を往復させる剃り方は、肌荒れの原因に。どのパーツもできるだけ1回で剃るようにしましょう。

レーザーでの顔脱毛は、眉毛の下や目の周辺、鼻、こめかみなどには照射ができないため、剃る必要はありません。それぞれのパーツの正しい剃り方をみていきましょう。

自然な見た目になるよう、生え際は1センチ程度残しましょう。まず、額の輪郭に剃って、上から下に剃っていきます。額の正面部分は生え際から眉に向けて剃りましょう。眉の上は生え際を残すようにします。

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頬、もみあげ部分

頬、もみあげ部分も上から下に向けて剃っていきます。もみあげも生え際から1センチ程度残すのがベスト。また、形はデザインしてもらうことができるため、カウンセリング時に相談し、どこまで事前処理すればいいか確認しておくとよいでしょう。

鼻下からアゴ、フェイスライン

鼻下、アゴ、フェイスラインも上から下に向けて剃ります。アゴ下も忘れないように剃っておきましょう。

自己処理による剃毛の注意点

自己処理による剃毛の注意点

初めてクリニックで顔脱毛する方は「他の人が顔剃りをどうしてるか気になる」という方が多いのではないでしょうか。

顔の肌は敏感であるだけに、神経質になりがち。でも、基本のお手入れ方法は他のパーツと変わりません。注意すべきなのは「顔脱毛前に肌荒れを起こさないようにすること」、「毛周期の乱れを防ぐために毛抜きは使用しない」という2点です。

事前処理に毛抜きを使用すると、レーザーでアプローチする毛根がなくなってしまうため、毛周期が乱れ、脱毛効果が出にくくなってしまいます。

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もともと顔はメラニン色素が少ない産毛が多いパーツ。産毛はレーザーや光が反応しにくいため脱毛に時間がかかりがちです。ムダ打ちを減らすためにも、毛抜きは絶対に使わないようにしましょう。また、脱色もNGです。

深剃りしないように気をつける

クリニックによっては剃り残しがある場合、シェービング料金を請求されるところがあります。また、自分ではきちんと事前処理しているつもりでも、剃り残しがあると判断されて照射してもらえないことも。

では、顔脱毛の事前処理として顔剃りをするとき、どのくらいまで剃る必要があるのでしょうか。

顔の産毛は細く短いため剃りすぎは禁物です。どれくらい剃ったらいいか分からず、ついつい深剃りすると肌荒れの原因になるだけではなく、埋もれ毛(埋没毛)ができやすくなることも。

特に注意したいのが、2枚刃、3枚刃の深剃りタイプのカミソリです。何度か肌の上を滑らせているうちに知らず知らずのうちに深剃りし、カミソリ負けを起こしてしまうことがあるので使用は避けるようにしましょう。

カミソリでなくシェーバーを使用する

顔脱毛の事前処理として産毛を剃るときには、顔剃り専用の電動シェーバーを使うのがおすすめです。顔用のシェーバーは刃が直接肌に触れず、刃先が丸くなっているため、肌を傷つけることがありません。

また、刃先のヘッド部分を小さいものに交換することができるタイプなら、顔の細かい部分もキレイに剃ることができて便利です。

一方、肌に直接、刃をあてるカミソリは産毛だけではなく、肌表面の角層まで削り取っています。一見、トラブルがないように見えて肌がダメージを受けていることも。また、うっかり手がすべって肌を傷つけてしまうことがあるかもしれません。

肌荒れや傷などがあるとレーザーの照射ができなくなります。脱毛前の事前処理にカミソリを使用するのは避けるようにしましょう。

施術前日の事前処理がおすすめ

顔脱毛の事前処理は手術の前日に行うのがおすすめです。それ以上前に顔剃りをすると産毛が伸びてレーザー照射時に火傷などのトラブルが起こることがあります。

また、施術当日に顔剃りをして肌に傷をつけたり肌荒れを起こしたりすると、照射そのものが受けられなくなってしまいます。

どんなに上手にシェービングできても、剃毛直後は肌が乾燥しているもの。乾燥した状態でレーザーを照射すると肌へのダメージが大きくなります。事前処理は前日までに済ませておきましょう。

剃毛後は充分に保湿をする

顔脱毛の事前処理として剃毛した後は、肌を保湿しておくのがポイント。保湿ケアは肌のバリア機能を維持するためにも欠かせません。肌に優しい電気シェーバーでも、使用直後は肌が乾燥し、バリア機能が低下した状態になっています。そのままレーザーを照射すると肌にダメージを与えやすいため、剃毛後の保湿ケアは必須です。

また、 肌をしっかり保湿しておくことで、レーザーが通りやすくなり狙っていた脱毛効果が出るというメリットもあります。カサカサ肌で施術を受けると脱毛効果が低下してしまうということも覚えておく必要があります。

【まとめ】顔脱毛前のシェービングどこまで剃る?

今回は顔脱毛前のシェービングについてご紹介しました。どこまで剃るべきなのか分からないという方も、正しいお手入れ方法の目安がお分かりいただけたのではないでしょうか。

大切なのは肌を傷つけたり、肌荒れを起こしたりしないようにすること。電気シェーバーを使えば失敗は少ないでしょう。シェービング後の保湿ケアも忘れないようにしてくださいね。


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