VIOラインとは、女性のデリケートゾーンの毛のこと。このVIOラインをきれいにしたい場合、つまりVIO脱毛をしたいと思っているあなたは、もしかしたら「VIO脱毛ってどこで受ければいいの?」と疑問を持っているかもしれません。
実は、VIO脱毛と一口に言っても、さまざまな種類があり、施術を受けられる場所も変わってきます。そこで今回は、VIO脱毛の種類やVIO脱毛の受け方、注意点などをご紹介します。
目次
VIO脱毛とは
VIO脱毛とは、一般的に、医療レーザーや光などを用いてVIOラインとよばれる部位に対して施術を行い、脱毛効果を得る方法のことをいいます。
例えば医療レーザーを用いたVIO脱毛では、医療レーザーをアンダーヘアのムダ毛部分に照射することで、黒い毛のメラニン色素の部分に反応させることができます。そして、特に毛根の部分はメラニン色素が濃いため、そこへ集中的にレーザーがダメージを与えることで、毛根組織が破壊され、脱毛効果を得ることができます。
VIO脱毛ってそもそもどこの場所(部位)を施術するの?
VIO脱毛では、どこの場所や部位を施術するものなのでしょうか。VIO脱毛では、VIOラインに対して施術を行います。
VIOラインとは、水着を着たときにはみだすビキニラインのVライン、女性の陰部の両脇部分のIライン、肛門の周りのOラインのムダ毛のことです。
これらのムダ毛は、特に衛生面が気になる女性にとっては、問題となることがあります。また、アンダーヘアの自己処理は、特にデリケートゾーンを傷つけてしまうこともあり、結果的に色素沈着や肌トラブルにもつながります。
このようなことを考えると、VIO脱毛であらかじめムダ毛をなくす、もしくは少なくしておくことで、常に快適な状態を保つことができます。また、水着や下着などのデザインを選ばず、自由にオシャレを楽しむこともできます。
VIO脱毛にはどんな方法があるの?
VIO脱毛には、いくつか種類があります。代表的な4つの脱毛方法である、医療レーザー脱毛、光脱毛、ブラジリアンワックス(ワックス脱毛)、ニードル脱毛(針脱毛)についてご紹介します。
VIO医療レーザー脱毛とは
医療レーザー脱毛とは、医療レーザー脱毛機器を用いて、医療機関で医師や看護師などの医療従事者が行う施術のことを指します。医療レーザー脱毛機器は、そのレーザーの照射のパワーがとても強いため、医療行為となり、医療従事者しか扱うことができません。
そうした強力な医療レーザー脱毛機器を利用するVIO医療レーザー脱毛は、医療機関で受けられるため、安心して施術を受けることができます。
毛は「成長期→退行期→休止期」という毛周期というサイクルを繰り返していますが、成長期の毛の黒いメラニン色素にレーザーは反応します。そして毛根の毛母細胞という毛を作り出す組織を破壊することで、脱毛効果を得ることができます。
一度の照射ですべての毛の脱毛ができないのは、同時に退行期や休止期の毛も存在するためです。後日、残りの毛が成長期になった頃に照射するのを数回繰り返せば、全体の毛の脱毛が可能になります。
VIO光脱毛とは
VIO光脱毛は医療レーザー脱毛と似ていますが、使用するのはレーザーではなく光です。IPL脱毛、フラッシュ脱毛とも呼ばれることがあります。
光脱毛で使われる光とは、IPLのことを指すことが多く、レーザー脱毛とは波長が異なります。しかし、医療レーザーと比べて照射のパワーが弱いため、その分、回数も医療レーザーよりも多く行う必要があります。
ブラジリアンワックスとは
ブラジリアンワックスとは、ワックス脱毛ともいわれるもので、専用のワックスをムダ毛部分に塗り、固まった後にワックスと共に毛を引き抜く脱毛方法です。専用のサロンで受けるのが一般的ですが、市販の脱毛専用ワックスを購入して、自分で脱毛することもできるようになっています。
ブラジリアンワックスでは、永久脱毛はむずかしく、毛が一時的になくなるだけで、また生えてきます。痛みを伴うため、自己処理はとてもむずかしいのが現状です。その点、専用サロンでは、極力痛みを抑えてくれるため、受けやすいといえます。
ニードル脱毛(針脱毛)とは
ニードル脱毛(針脱毛)とは、絶縁針と呼ばれる針を、毛穴の毛根に1本1本刺した後で、約1秒間電気を走らせ、毛根の毛母細胞などにダメージを与え、毛を再生させる力を弱らせることで脱毛する方法です。
針は肌表面には触れないため、火傷をしたり、色素沈着を起こしたりするリスクが少ないといわれています。ただし、痛みがあるというデメリットがあります。
VIO脱毛はどこでできるの?
続いて、VIO脱毛が受けられる場所をそれぞれ確認していきましょう。
VIO医療レーザー脱毛が受けられる場所
美容皮膚科や美容整形クリニック、脱毛専門クリニック、病院の皮膚科などの医療機関で受けることができます。医療レーザー脱毛は、医師や看護師などの医療の有資格者でしか行うことができないため、必然的にそうした有資格者がいる医療機関で受けることになります。
VIO光脱毛が受けられる場所
VIO光脱毛は、医療機関の他、エステサロンなどでも実施されています。
光を照射する機器は、医療の資格がなくても扱えるため、治療を受けられる場所は医療機関に限りません。例えば、脱毛を専門とするエステサロンなどは多くあり、VIO光脱毛を受けることができます。
ブラジリアンワックスが受けられる場所
ブラジリアンワックスは、先ほどもお伝えした通り、ブラジリアンワックス脱毛の専用サロンや脱毛エステサロンで受けるのが一般的です。そして、自分でセルフ脱毛用のブラジリアンワックスを購入して、自宅で脱毛することもできます。
ニードル脱毛(針脱毛)が受けられる場所
ニードル脱毛は、医療機関やエステサロンなどで行われています。しかし、ニードル脱毛にはいくつか種類があり、医療機関でのみ行われるものや、エステサロンでも行われているものなどがあります。
絶縁針脱毛が受けられる場所
医療針脱毛といわれる絶縁針脱毛は、皮膚へ通電しないことから火傷の恐れがない方法です。絶縁針脱毛を行うためには、専用の医療機器を必要とするため、医療機関でしか受けることはできません。こちらも医療レーザー脱毛と同様に、医療従事者の資格を持っていなければ施術を行うことができないためです。
美容電気脱毛が受けられる場所
エステサロンでも行えるニードル脱毛です。電気分解法やフラッシュ法などがあり、プローブという電極を毛穴に挿入することで電流を流します。資格は必要ないため、エステサロンでも施術が行われています。
VIO脱毛の施術時間は?
VIO脱毛は施術にどれくらい時間がかかるのでしょうか。それぞれ、みていきましょう。
VIO医療レーザー脱毛の施術時間
VIOライン全体で1回の施術につき、約30分というのが目安です。このVIOラインをはじめとして、一般的に医療レーザー脱毛の施術時間は照射する医療機器によって異なってきます。なぜなら、医療機器の種類が異なると、一度に照射できる範囲がハンドピースの大きさによって異なってくるためです。
ハンドピースとは、医療機器のパーツの中でも、レーザーを照射するヘッド部分のことです。ハンドピースには、レーザーを照射する口がありますが、この口が広ければ、当然、一度に広い範囲を照射できるため、その分、短時間で施術が行えます。中には、このハンドピースの照射口が通常よりも大きい機器があり、それを使用すると、これまでの3分の1の時間短縮につながるといわれています。VIO脱毛は、比較的照射範囲が狭いため、そこまで大きなハンドピースを使用する必要はありません。
VIO光脱毛の施術時間
VIO光脱毛の場合も、VIO医療レーザー脱毛と同様、1回の施術ではVIOラインすべてを行うと約30分が目安です。
ブラジリアンワックスの施術時間
ブラジリアンワックスは、エステサロンでVIOラインの施術を受ける場合、あるエステサロンではサロンの受付を済ませてから帰るまでに約1時間前後かかるとされています。
初回は痛みをできるだけ少なくするために、少しずつ施術を行うことが多く、その分、時間はかかります。その場合、1時間ほどが目安のようです。何度も経験しており、痛みに慣れているという人は、より少なく30分程度で終わるようです。
ニードル脱毛(針脱毛)の施術時間
ニードル脱毛の施術時間は、施術を行う医療機関やエステサロンなどによって異なります。ある美容皮膚科では、1分間につき13本くらいのペースで施術を行うことができるようです。よって部位や毛の量によって異なってくるため、約10分~1時間、場合によっては数時間かかることがあります。
VIO脱毛の流れ(手順)
では、VIO脱毛のそれぞれの流れをみていきましょう。
VIO医療レーザー脱毛とVIO光脱毛の流れ
VIO医療レーザー脱毛やVIO光脱毛では、手順はほとんど同じです。たいていの場合、まずはカウンセリングの時間が設けられているのが一般的です。カウンセリングで施術やプランなどの説明を受けた後、脱毛を行う段階になったら紙ショーツやガウンなどに着替え、施術を受ける部屋で機械の説明などを受けた後、施術を受けます。
照射はVライン、Iライン、Oラインの順番で受けることが多いようです。脱毛部位にジェルを塗ってから行うこともあります。
ブラジリアンワックスの流れ
エステサロンでブラジリアンワックスの施術を受ける場合も、医療レーザーや光と同様、カウンセリングを受けます。
その後、着替えるなどして施術室に移動します。脱毛部位を消毒し、ワックスを塗っていきます。そしてワックスが乾いたら剥がします。VIOラインの場合、Vライン、Iライン、Oラインの順番で施術を進めるのが一般的です。
ニードル脱毛(針脱毛)の流れ
ニードル脱毛を医療機関やエステサロンで受ける場合も、まずはカウンセリングを受けます。その後の施術は、まず脱毛する部位を冷却し、麻酔をして脱毛。そしてさらに冷却し、抗生物質を塗って完了というのが主な流れです。
【まとめ】VIO脱毛を医療レーザーでする前に確認しておくべき注意点
女性のデリケートゾーンであるVライン、Iライン、Oラインの3か所を脱毛するVIO脱毛には、さまざまな種類があります。それぞれの脱毛の内容や特徴をよく理解した上で、VIO脱毛を受けるのをおすすめします。