ブラジリアンワックスは大丈夫?痛みと効果について

ブラジリアンワックスは大丈夫?痛みと効果について

ブラジリアンワックス脱毛は、海外ドラマしの中でハリウッド女優がしたこともあり、今では日本でも人気の脱毛法としてエステサロンなどで施術を受けられます。

アンダーヘアが全くない状態のことを言う「ハイジニーナ」という言葉もこの海外ドラマで登場し、今や日本でもハイジニーナ脱毛などを謳う脱毛サロンや美容クリニックも増えてきています。

また通販サイトでは自分でワックス脱毛ができるキットまで売られており、自宅でお手軽にブラジリアンワックス脱毛をすることもできるようになってきています。

そのため「ムダ毛の処理をしたい!」となった時に選択肢として、ブラジリアンワックス脱毛が入る方も多いのではないでしょうか?医療機関で受けられる医療レーザー脱毛や脱毛サロンやエステで受けられる光脱毛と比較しても、安価で受けられるのも人気の秘密かもしれません。

しかし、ハリウッド女優もしているような脱毛法にも、メリットとデメリットがあります。ここでは正しいブラジリアンワックス脱毛の知識を紹介いたします。

ブラジリアンワックスとは

ブラジリアンワックスとは

ブラジリアンワックスとは、アンダーヘアに専用のワックスを塗り固め、そのワックスと一緒に毛を処理する「ワックス脱毛」のことをいいます。

ワックス脱毛は「脱毛」という言葉は付けられてはいますが、ワックスを使用し毛を抜き取る行為のため、毛抜きの処理と同じく1〜2週間でまた毛が生えてきます。そのため「脱毛」というよりは「除毛」という方が正しいといえます。

ブラジルやアメリカでは、ブラジリアンワックス脱毛により毛を完全に処理するのが一般的のようで、カミソリでの処理と比較すると、安全性や仕上がりの美しさから海外セレブや女優に人気が高い脱毛法として有名で各メディアや雑誌でも多く取り上げられています。

日本ではまだ特別な脱毛法というイメージがありますが、その手軽さから雑誌やテレビなどで注目さつつあります。

ブラジリアンワックス脱毛の基本的な施術の流れ

ブラジリアンワックス脱毛の基本的な施術の流れ

ブラジリアンワックス脱毛には2種類の方法があり、ひとつは脱毛する部位にヘラで専用のワックスを薄く塗り、ストリップスというシートをワックスに密着させ、毛の流れと反対に一気に引き剥がす方法。

もうひとつはヘラで専用のワックスを厚く塗り、固まったワックスを剥がす方法とがあります。どちらも毛根ごと抜き取ることで、綺麗に仕上がります。施術時間はおおよそ15分程度で終わります。

処理後は肌へのダメージが大きいため、保冷剤か冷たいタオルでアイシングをし、肌の赤みやほてりが引いたら、ローションかクリームまたは乳液で保湿をするようにしましょう。もし毛穴から出血をした場合、消毒をして様子をみます。さらに化膿などの症状が出た場合は、早めに皮膚科を受診するようにした方がよいでしょう。

ブラジリアンワックス脱毛は脱毛サロンとセルフ脱毛どっちがおすすめ?

ブラジリアンワックス脱毛は脱毛サロンとセルフ脱毛どっちがおすすめ?

日本でもVIO脱毛への意識が年々高まってきており、ブラジリアンワックス脱毛を専門にするエステやサロンも増えており、気軽に施術を受けることができるようになってきました。また通販サイトなどで、自宅で自己処理が可能なセルフキットを購入することができ、ブラジリアンワックス脱毛に挑戦する方も増えているようです。

ブラジリアンワックス脱毛の施術の流れ自体は誰でもできます。しかし脱毛サロンでは部位、毛量、毛の濃さなどから数種類のワックスを使い分け、塗り方もシートの剥が方などサロン独自の教育を受けた施術者が対応してくれます。

また施術後のアフターケア用に保湿専用の化粧品を開発するなど力を入れている脱毛サロンもあり、脱毛サロンでワックス脱毛を受けるメリットは大きいといえます。逆に個人差はありますが、自己処理ではシートがしっかりと貼れず毛が抜けなかったり、痛みが怖くて一気に剥がせないなど、思うように効果が得られない事も多いようです。

ブラジリアンワックス脱毛が初めての方は、まずは脱毛サロンで施術受け、自分でもできる確信ができてから自己処理に切り替えるといった方法がよいのではないでしょうか。

ブラジリアンワックス脱毛で使用するワックスの成分は?

ブラジリアンワックス脱毛で使用するワックスの成分は?

ワックス脱毛に使用されているワックスには大きく分け、ソフトワックス、ハードワックス、油性ワックス、水性ワックスとがあります。

水性ワックス(シュガーワックス)とは

水性ワックスは基本的に砂糖ベースで作られたワックスで、ハニーワックスやシュガーワックスとも呼ばれており、見た目は固い水飴のような感じです。肌にやさしくアレルギー反応の心配もないため、Iラインの粘膜付近まで処理が可能です。長い毛に対しては痛みが比較的抑えることができますが、毛の長さが1cm未満の場合は処理しきれません。

自己処理で使用するセルフキットもこの水性タイプが多く、ストリップというシートを使用してムダ毛を処理していきます。肌に残ったワックスは油性のため、ウェットティッシュで拭き取れます。

油性ワックス(ソフトワックス)とは

油性ワックス(ソフトワックス)はオイルワックスやクリームワックスとも呼ばれることもあります。松ヤニや蜜蝋をベースに作られており、欧米のエステサロンでよく使われてきたのもこのタイプです。

ブラジリアンワックス脱毛の人気のきっかけに使用されたものは、この油性ワックス(ソフトワックス)です。眉毛など5mmほどの短い毛にも効果があり、広範囲の部位をいっきに処理することも可能ですが、日本の脱毛サロンでは再利用できるワックスとして衛生面と安全性でネガティブなことから、あえて使用しない脱毛サロンが多くなりつつあります。

また松ヤニを使用しているため、アレルギー反応が出る方もいます。ストリップ(シート)を使用してムダ毛を処理していき、肌に残ったワックスはクレンジングオイルで拭き取ります。

ハードワックス(固形ワックス)とは

ハードワックス(固形ワックス)の成分は油性ワックス同様に松ヤニや蜜蝋がベースですが、ストリップ(シート)を使用せずに、塗り固めたワックスをムダ毛と同時に剥がし取る処理方法に使用されています。細い毛や2mm程度の短い毛も処理可能ですが長い毛には不向きです。他のワックスと比較すると、ワックスが肌に吸い付かず肌へのダメージが少なく済むメリットがあります。

デメリットとして、松ヤニのアレルギー反応が出る可能性がある、塗るワックスの温度が高く肌に乗せる時間も長いため、低温火傷のリスクがあります。またワックスが固まるのを待つため、施術時間が長くなります。油性のため、肌に残ったワックスはクレンジングオイルなどで拭き取る必要があります。

ブラジリアンワックス脱毛の効果

ブラジリアンワックス脱毛の効果

ブラジリアンワックス脱毛は永久脱毛ではありません。効果は毛抜きと同じで処理後、個人差はありますが1〜2週間経つと毛が生えてきます。

ですから処理を続けても完全にムダ毛が無くなることはありません。そのため脱毛サロンでの施術に慣れてきた方は、自宅での自己処理に切り替えを考える方もいるようです。またワックスを剥がす時に肌の古い角質も除去でき、美肌効果も期待できるようです。

ブラジリアンワックス脱毛の気になる痛みは?

ブラジリアンワックス脱毛の気になる痛みは?

ワックス脱毛の最大のデメリットは痛みです。ワックスを剥がす時の痛みと肌へのダメージはかなりあるといっていいでしょう。痛みに弱い方や肌が弱い方にはワックス脱毛は不向きといえます。

ブラジリアンワックス脱毛で毛が減ったり、細くなったり、薄くなることはあるの?

ブラジリアンワックス脱毛で毛が減ったり、細くなったり、薄くなることはあるの?

ブラジリアンワックス脱毛で毛が細くなったり、薄くなったりといった効果は期待できません。元々、毛を薄くしたり細くしたり、毛量を減らしたりするために開発されたものではないのです。

毛が薄くなったり細くなったように見える理由は、カミソリで処理した場合との比較をされていることが多いようです。

カミソリで剃った場合、毛の断面は広く残り黒い点のようになりますが、ワックス脱毛は毛根から引き抜きため、毛が再生され毛先は細く尖った状態です。その断面(毛先)を見て、「毛が細くなった」「毛が薄くなった」と誤解されている方が多いようです。またワックス脱毛を継続しても毛質が変わるといった効果も期待はできません。

ただ、毛根ごと抜き続けることによっては、毛を生み出す毛乳頭にダメージが伝わることがあります。その場合、毛乳頭が弱り毛が生えにくく、細く薄くなることもあります。しかしこういった効果を期待する脱毛法ではありません。

もし、こういった毛を細く薄くといった効果を期待される方は、医療レーザー脱毛がおすすめといえます。

ブラジリアンワックス脱毛でのトラブルを回避するには?

敏感肌の方は使用するワックスによってはアレルギー反応が出たり、場合によっては肌の腫れ、赤み、出血などの肌トラブルをまねく可能性があります。こういったトラブルを起こさないために、まずは露出の少ない部位でパッチテストをするようにしましょう。

また旅行先での海水浴や温泉、プールなどのイベント前の施術は、当日の3〜4日前には終わらせておくほうがよいでしょう。

VIO脱毛にブラジリアンワックスが人気な理由

VIO脱毛にブラジリアンワックスが人気な理由

ブラジリアンワックスがなぜVIO脱毛で用いられやすいのでしょうか。1つは自己処理でのワックス脱毛であれば、他人にデリケートな部分を見せることなく処理できることと、カミソリなどの除毛と比較すると安全で衛生的に処理ができます。他の脱毛法と比べると痛みは伴いますが、人に見られるというストレスがなくなるメリットが大きいようです。

2つ目は色素沈着などの肌にも処理が可能です。VIOラインは色素沈着などで黒ずみやすい部位といえます。そうなるとレーザー脱毛などでの照射による脱毛が難しくなってきます。そういった場合の第2の選択肢としても人気があるようです。

3つ目は永久脱毛ではなく毛がまた再生するということです。完全に毛を無くすハイジニーナは流行ですが、将来的に毛を生やしたくなる可能性もゼロとはいえません。また一時的にデザイン性のあるアンダーヘアにしたいという女性も多く、ヘアースタイルを毎回変える女性の心理からすると、レーザー脱毛での永久脱毛よりはワックス脱毛による除毛を選択する方が多いようです。

ブラジリアンワックス脱毛のメリットとデメリット

手軽で安価に受けることも、自分で処理することもできるブラジリアンワックス脱毛ですが、他の脱毛や除毛方法と比較するとメリット、デメリットが見えてきます。しっかりと施術のことを理解した上で、ムダ毛の処理をすることがトラブルを回避する一番の方法といえます。

ブラジリアンワックス脱毛のメリット

  • 施術方法が簡単でお手軽にチャレンジできる
  • 脱毛サロンで安価に受ける事ができる
  • 1回の施術で希望のVIOの形を作ることができる
  • 2週間前後は綺麗な状態を保てる
  • 自己処理であればデリケートな部位を他人に見せる必要がなくなる
  • 自己処理であれば自分の好きなときに処理ができる
  • 毛が再生するため、完全ではないが元に戻せる
  • 毛が再生するため、流行のデザインを試せる
  • 毛根から処理できるため、カミソリやシェーバーでの処理より仕上がりが綺麗
  • カミソリやシェーバーでの処理より手入れの回数が少なくて済む
  • 広い範囲をいっきに処理可能で毛抜きよりも短時間で済む
  • レーザー脱毛では反応しない細い毛や軟毛も処理可能
  • レーザー脱毛では照射できない粘膜に近い部分も処理可能

ブラジリアンワックス脱毛のデメリット

  • 処理時の痛みが強い
  • 他の脱毛法と比較すると肌へのダメージが大きく、出血・炎症・埋没毛などのトラブルの可能性がある
  • 同時に毛のない部分の角質も剥がしてしまい、肌トラブルの原因になる可能性がある
  • 自己処理では慣れないと失敗する事が多い
  • 永久脱毛ではなく一時的な除毛のため、定期的に処理が必要
  • 医療機関での処理ではないため、万が一のトラブルに対応ができない
  • 生えかけの時期にシェビングができないため、処理するまでに見た目が悪くなる

海外セレブに人気のブラジリアンワックスのメリットとデメリット

【まとめ】ブラジリアンワックスは大丈夫?痛みと効果について

元々はアンダーヘア(VIOライン)のムダ毛を処理する目的に開発されたブラジリアンワックスは、デリケートな部位にカミソリやシェーバーを当てずに済むため、安全性かつ衛生的といえます。またアンダーヘア以外の、顔、手足、脇、男性の髭、さらには鼻毛などのムダ毛の処理にも利用されてきていいます。

しかし、体毛は部位によって毛質、肌質、アレルギーや健康状態など個人差があり、それらをしっかりと診断した上で行うのが理想といえます。脱毛の方法は1つではありません。ワックス脱毛、光脱毛、医療脱毛、ニードル脱毛など複数あります。その中から2つの方法を併用するという選択肢もあります。安いからといってすぐに決めるのではなく、脱毛方法、施術する店舗、施術者、成分などをしっかり理解した上で施術を受けることをおすすめいたします。


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