VIO脱毛を受けた後に、毛がまだらになってなんだかおかしい…。光やレーザーの照射を受けたはずなのに、まだらに残っており、毛が抜けないということが起きる場合があります。これは一体、どういうことなのでしょうか。
今回は、VIO脱毛後の毛がまだらになる原因と対処法を解説します。
目次
VIO脱毛後に毛がまだらに生えてきた!その原因は?
VIO脱毛後に、毛がまだらに生えてきたという場合、その原因は次の2つが考えられます。
照射漏れの可能性がある
一番の可能性は、照射漏れです。照射漏れとは、打ち漏れともいわれるもので、文字通り脱毛機器で照射した際に、照射したはずの部位の毛が脱毛されないということです。
なぜこのような照射漏れが起きるのでしょうか。
その原因として考えられるのが、照射する部分の形状が照射しにくいということです。機械で行っていくので、その照射口と身体のラインを合わせなければなりません。しかし、ちょっとした角度のずれなどで、どうしても丸みを帯びた部分や、骨で角ばった部分などは、ずれてしまい、光やレーザーが当たらないことがあります。これにより、しっかりと照射されていない部分ができてしまうことで、その一部に脱毛効果が得られないといったことになってしまうのです。
また、施術者の力量が関係していることもあります。経験が少なければ未熟であるがゆえに照射漏れになることも十分考えられますが、経験豊富な担当者であっても、照射漏れを100%起こさないといえばそうではありません。人の手によって行われる以上、照射漏れが起きる可能性をゼロにするのは難しいといえます。
毛周期によってまだらに毛が生えてくることも
毛がまだらに生えてきたのは、毛周期の関係で自然な現象ということも起こり得ます。毛周期とは、毛が生えては抜け落ちる発毛サイクルのことです。毛はずっと同じ毛が生えているわけではなく、「成長期→退行期→休止期」という時期を繰り返し、1~3か月ごとに生え変わっているのです。
脱毛で光やレーザーを照射すると、「成長期」の毛だけに反応します。その他の「退行期」「休止期」の毛には、ほとんど反応しません。それは、成長期の毛の毛根には光やレーザーが反応するメラニン色素が多いですが、「退行期」「休止期」の毛根には少ないのが理由といわれています。
つまり、成長期の毛にだけに反応するということは、一度の照射では全部の毛を脱毛できないということです。ではどれくらいの量を一度の照射で脱毛ができるのでしょうか。
一度に照射できるのは、全体の10~20%の毛といわれています。それだけ成長期の毛は少ないのです。つまり、この毛周期の関係で、一度照射を受けた後、一部の毛しか抜け落ちないのが通常です。そのため、照射をした部位であっても、次に成長期を迎える毛が生えてくるのは当然のことです。これが照射後に、「毛がまだらに生えてきた」と何か異常なことが起きたように感じてしまうようです。
VIO脱毛後の毛がまだらにならなくなる目安はどれくらい?
もし、まだらに毛が生えているのが照射漏れではなく、毛周期が関係している場合、どのくらいの回数、照射すれば、VIO脱毛後の毛がまだらにならなくなるのでしょうか。
まだらにならなくなるためには、すべての毛に光やレーザーを照射する必要があります。
しかし、先ほどご説明した通り、一度に照射できるのは10~20%の毛です。よって、残りの80~90%は、また別のときに照射する必要があります。20%ずつ照射ができるとして単純計算をすれば、100%÷20%=5となり、すべての毛を照射するには、最低5回の照射が必要です。
ただし、5回で終わるのは、医療レーザー脱毛の照射パワーが目安になります。脱毛サロンの光照射ではパワーが弱いので、5回では終わらないことが多いです。
まだらに生えている期間が気になる場合には、脱毛コースを組む前に、一度脱毛サロンと脱毛クリニックにどのくらいで毛がなくなるのか、確認してみてください。
照射漏れの見分け方3つ
まだらに生えてきた原因として、照射漏れが疑われる場合、照射漏れかどうかを見分ける必要があります。プロであればすぐに見分けられるといわれていますが、自分でも多少は見分けられたほうがいいでしょう。そこで照射漏れを判断する目安を3つご紹介します。
毛が不自然な形で生えてきた場合
一番分かりやすいのが、不自然な形で毛が生えてきた場合です。
毛周期の関係でまだらに生えてきているのであれば、ごく自然にバランスよく生えてくると考えられます。しかし、一直線に毛が生えてくる、妙な形で生えてくるといったように不自然な形で生えてくる場合には、照射漏れを疑いましょう。
照射部位の毛が抜けない場合
照射したはずなのに、その部位の毛が抜けない場合は、照射漏れの可能性があります。
照射すれば、10~20%の毛に脱毛効果が得られているはずですから、2週間ほど経つと毛がぽろぽろと抜け落ちるのが普通です。しかし、それが一切ないという場合には、照射漏れを疑いましょう。
照射部位の毛が不自然に残っている場合
照射部位の毛が不自然に残るといった場合にも、照射漏れの可能性があります。その不自然に残っている部分に照射されていない可能性があるためです。
毛周期が原因のこともあるため、一概には言えませんが、不自然だなと感じたら照射漏れを疑いましょう。
照射漏れかも?と思ったらすぐに施術を受けた店舗に相談しよう
照射漏れかもしれないと思ったら、すぐに施術を受けた店舗に相談するのをおすすめします。
しかし、照射漏れかどうかはプロの目で見て見ないと分かりません。店舗に問い合わせをする際には、「絶対に照射漏れです」というスタンスではなく、あくまで「もしかしたら照射漏れかもしれません。一度見てもらってもいいでしょうか?」と相談するスタンスで行うと、後のこともスムーズにいくでしょう。
VIO脱毛後のまだらな毛の処理には要注意!
VIO脱毛を受けた後に、まだらに毛が生えてきたというとき、気になって自己処理をする方もいるかもしれません。自己処理をしても問題はありませんが、次のことに十分注意しましょう。
毛抜きの使用は厳禁
自己処理の際には、毛抜きの使用は厳禁です。なぜなら、毛抜きで毛を抜くと毛根まで抜いてしまう可能性があるので、しばらく脱毛が受けられなくなってしまうこともあるからです。
脱毛のしくみは、先ほども解説した通り、光やレーザーの照射は毛根部分にだけ作用します。その毛根がなくなってしまうと、そもそも脱毛ができなくなってしまうのです。
また、毛抜きは肌トラブルにもつながりやすい自己処理方法といわれます。脱毛期間中はもちろん、それ以外でも避けたほうがいいでしょう。
シェービングで優しく処理しよう
処理は、電気シェーバーなどの刺激の少ない、安全な道具で行いましょう。使うときも、できるだけ優しく処理をして、終わった後は必ず十分保湿をすることを心がけましょう。
そうすることで、肌への負担が少なくなり、次の脱毛時も、肌トラブルの心配なく受けられます。
照射漏れなら再照射の相談を
もし照射漏れだった場合には、サロンやクリニックの責任ということで、再照射を無料で行ってくるところも多いです。照射がされなかった部位に対して、再度照射を行ってもらい、脱毛効果をみましょう。
【まとめ】VIO脱毛後の毛がまだらに!?原因と対処法を知ろう
今回は、VIO脱毛後の毛がまだらに生えてきたときの原因と対処法をご紹介してきました。もしご自身で思い当たる節があれば、照射漏れではないかをまず確認しましょう。