毛のない滑らかな肌を目指すなら、避けては通れないのが脱毛ですよね。
しかし、脱毛で検索すると「痛みがあって途中でやめてしまった」「思ったより痛くなかった」など、痛みに関する口コミが多数あって不安に思ってしまった方も多いはず。
そもそもなぜ脱毛すると痛みが出たりするのでしょうか？
エステ脱毛と医療脱毛ではどう痛みの感じ方に違いがあるのでしょう？
この記事では、脱毛時の痛みの原因について解説いたします。
この記事を読むことで、医療脱毛とエステ脱毛それぞれでの痛みの違いについて理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
- 脱毛でなぜ痛みが出てくるのか？
- 医療脱毛とエステ脱毛の痛みの違い
- 痛みを感じやすい部位について
脱毛は痛いの？
脱毛を経験された方は、「脱毛は痛かった」と答える方もいますし、「全然痛くなかった」という方もいてさまざまですよね。
痛みは非常に感覚的なものが強く、個人差も大きいです。しかし、バラバラな意見が目立ちますが、脱毛の痛みはゼロではありません。
脱毛の痛みは、一般的に「輪ゴムをパチンと弾いた時の痛み」に似ていると表現されることが多いですね。
他には
- 「ピリッとした痛み」
- 「あたたかみを感じる程度」
といった表現をされることもあります。
脱毛が痛い原因は？
では、なぜ脱毛すると痛みが出てくるのでしょうか？
それは脱毛の仕組みそのものにあります。
医療脱毛と呼ばれるレーザー脱毛も、エステ脱毛と呼ばれる光脱毛も根本的な仕組みは同じです。
どちらも毛根の周りにあるメラニン色素に着目して、メラニン色素に吸収しやすい光を照射します。光エネルギーがメラニン色素に吸収され熱エネルギーに変換され、毛根の周囲に熱を発生させます。そして、毛根にダメージを与えることで脱毛を促すのです。
つまり、痛みがでるということはそれだけ熱エネルギーが発生して、脱毛に対する効果が出ている裏返しと言えます。そのため、光脱毛であれ、レーザー脱毛であれ「痛み」は生じてしまうのです。
医療脱毛とエステ脱毛で痛みの感じ方はどう違う？
医療脱毛とエステ脱毛では、痛みの感じ方は違うのでしょうか？
一般的に医療脱毛はエステ脱毛よりも、痛みを感じやすいと言われています。これは、レーザー脱毛とエステ脱毛では、脱毛方法が少し違うからです。
エステ脱毛で使用されるのは「光」そのもの。しかし、光は色々な波長が集まると「減衰」といって、波長同士が打ち消し合い、十分な効果が発揮できない場合があります。
そのため、エステ脱毛で使われる「光脱毛」は、毛根に十分な熱エネルギーを発生しにくく、その分、痛みを感じにくくなります。
一方、医療脱毛で使用されるのは、特定の光を集めた「レーザー」。特にレーザー脱毛では、メラニン色素にだけよく反応しやすい波長の光だけを集めたレーザーを用います。そのため、毛根の周りに十分な熱エネルギーが発生し、それが「痛み」として感じやすくなります。
結果、原理的に医療脱毛の方が痛みを感じやすくなるのです。
ただし、痛みの感じ方は大きく異なります。
また、肌の状態が乾燥肌だったり、敏感肌だったりすると、痛みの感じ方が強くなるので、日ごろからのスキンケアも大切です。
脱毛で痛みを感じやすい部位はどこ？
では、脱毛で「痛みを感じやすい部位」「痛みを感じにくい部位」というのはあるのでしょうか。
一般的には「皮膚が硬い場所」は痛みを感じにくいですが、「皮膚が柔らかい場所」や「デリケートな場所」は、痛みを感じやすいと言われています。
もっとも脱毛で痛みを感じやすいと言われている場所は「VIO」、女性のデリケートゾーンですね。
VIOは皮膚が薄いだけでなく、神経や血管が集中している部位なので、痛みがダイレクトに伝わってしまいます。さらに、VIOの毛は濃く太い毛が集中しているため、その分照射による熱エネルギーも発生しやすくなりますし、下着などによる黒ずみもありメラニン色素も豊富になりやすいのも痛みを感じやすい理由として挙げられます。特にVIOの中でも、粘膜にもっとも近い「Iライン」が痛みを感じやすい部位になります。
他には、脱毛による痛みを感じやすい部位は「脇」です。脇も普段から刺激にさらされる所ではないデリケートな部分ですが、毛質は腕や足の毛と比べると太く濃いため、メラニン色素が反応しやすく、照射時の痛みを強く感じます。
また、脇は普段からカミソリなどで自己処理を頻繁にする部位でもあります。カミソリによる肌のダメージが蓄積され、そこに脱毛による刺激も加わり、一気に悪化してしまう場合も考えられます。普段からのお手入れ方法にも、気を使う必要がありますね。
痛みの感じやすさは、普段のお手入れでも大きく関わります。痛みが不安な方は麻酔で痛みを緩和することもできるので、ぜひ事前に脱毛クリニックでカウンセリングされることをおすすめします。
【まとめ】医療脱毛は痛い？痛みの原因とエステ脱毛との比較
この記事では、脱毛での痛みやエステ脱毛と医療脱毛の痛みの違いなどについて、ご紹介していきました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。
- 脱毛の痛みは一般的に「輪ゴムをパチンと弾いた時の痛み」に似ていると表現されることが多い
- 痛みがでるということは、それだけ熱エネルギーが発生して脱毛に対する効果が出ている裏返しと言える。そのため、エステ脱毛よりも熱エネルギーが発生する医療脱毛の方が痛みを強く感じることが多い
- 特に脱毛で痛みが出やすい場所は「脇」と「VIO」。デリケートな部位や皮膚が柔らかい場所が脱毛による痛みを感じやすい
脱毛時の痛みについてご不安な点がありましたら、ぜひ脱毛クリニックのカウンセリングを受けてみましょう。麻酔を使った脱毛時の痛みの対策法など、詳しい説明を聞くことがでるのでおすすめです。
