「脱毛したいけれど、かえって肌が荒れそう」
そんな風に感じていませんか?
確かに脱毛後は肌が敏感な状態になり、荒れやすくはなります。しかし、正しいケア方法を知っているだけで、実際に肌が荒れる確率は大幅に減らすことができます。
この記事では「脱毛後に絶対肌荒れしたくない」という方のために、脱毛後の正しいアフターケアと自己処理の注意点について解説していきます。
この記事を読むことで、脱毛後の肌ケアをどのように行うのか、やってはいけないことなどが理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
- 脱毛後の正しいアフターケアの方法がわかる。
- 脱毛後に絶対してはいけないNG行為について理解できる。
- 普段の自己処理の注意点についてわかる。
目次
脱毛後に必要なアフターケアとは?
たとえばレーザー脱毛は、レーザー光を使用して毛根にダメージを与えることにより、永久的に毛を除去する方法です。
そして、脱毛後のアフターケアは、効果的な結果を得るためにとっても大切。脱毛後のアフターケアについて、大切なポイントをお伝えしていきます。
保湿を徹底する
脱毛後のアフターケアで、もっとも大切なポイントは「保湿」です。
レーザー脱毛では、レーザー光が肌のメラニン色素に吸収されて熱がこもっている状態になっています。そのため、脱毛後は通常よりも乾燥している状態になります。
そして、乾燥した肌はバリア機能が低下し、少しの刺激にも敏感に反応してしまうため、肌トラブルを起こしやすいのです。そのため皮膚が乾燥している間は、保湿クリームを徹底的に使用するようにします。
その際に気をつけるのは、赤ちゃんの肌をいたわるように優しく保湿ケアをすること。なるべく擦ったり叩いたりなどして、刺激を与えないように注意しましょう。
適度に冷却する
脱毛機器によっては冷却装置がついていて、炎症を抑えながら照射しますが、それでも熱がこもったようになることがあるでしょう。その際は、冷却パックを使用してみると炎症が抑えやすくなります。
しかし、このときも冷やしすぎには注意が必要です。氷を直接あてるなどの極端な方法ではなく、濡らしたタオルをあてるなどして、適度に冷やすようにするようにします。
痛みが強い場合には医師に早めに相談
痛みが強いということは、脱毛による炎症が強いということ。もしかしたら、医学的な処置が必要なこともあるかもしれません。
クリニックで脱毛の処置を行われた場合は、担当医師・スタッフに早めに現在の状態を伝えるようにしましょう。
サロンで行われた場合も、まずはスタッフに連絡し、皮膚科に行ったほうがよい状況なら紹介してもらったり、最寄りの皮膚科を受診してみましょう。
脱毛後に絶対してはいけないNG行為5選
脱毛後には、逆にどんなことを避けた方が良いのでしょうか。脱毛後に絶対してはいけないNG行為として、5つ挙げてみます。
日焼け
脱毛後は、とにかく肌が敏感になっています。そのため、脱毛処置後は、脱毛部位を直接日光にさらすことを避ける必要があります。
脱毛前数週間は、日焼けをしないようにするため、日焼け止めを使用してください。その際は「吸収剤」ではなく「散乱剤」を使うようにしましょう。
ピーリング
当然ですが、ピーリングは肌全体にダメージを与えてしまいます。そのため脱毛後、ピーリング剤を使用することは避けます。
よくありがちなのが「ニキビの治療」です。多くのニキビ治療は、ピーリング効果があります。ニキビ治療を再開する際には、皮膚科や担当医師などに相談してからにするとよいでしょう。
他の脱毛処置も、皮膚が敏感になっているため、肌を傷つける可能性がありますので注意が必要です。
ゴシゴシ肌を擦る
こちらも当然ですが、ゴシゴシ肌を擦るとその分だけ再生しようとしている肌の角質を取ってしまい、炎症が加速してしまいます。そのため脱毛後、脱毛部位に強い摩擦を加えることを避ける必要があります。
例えば、スクラブやローション、化粧品などを使用する場合は、脱毛部位に直接触れないように注意してください。
また脱毛後に毛が生えてきた場合は、毛を引っ張らないでください。引っ張ることで、脱毛部位に損傷を与え、感染の原因となる可能性があります。
プールや温泉、サウナ
脱毛後は、プール、温泉、サウナなどの高温多湿の場所に行かないようにします。
特にサウナは熱がこもっている肌へさらに炎症を与えてしまうので、脱毛によるダメージ回復が遅れてしまいます。
脱毛後の激しい運動
脱毛後、激しい運動や体力を使う活動を避ける必要があります。脱毛後の激しい運動などは、脱毛部位に余分な圧力がかかり、腫れや痛みの原因になる可能性があるからです。
また、運動時の汗もダメージがある肌にとっては大敵です。
ダメージを修復する大切な時間です。肌のことを1番に考えて行動しましょう。
普段の自己処理で注意すべきことは?
では、アフターケアの時期が終わって、脱毛を受けている間隔での自己処理では、どのような事に気をつければよいのでしょうか?
たとえば、以下のような点に注意することが重要です。
シェービングによる肌荒れは最小限に
カミソリでシェービングを行う場合、肌を切ってしまうことがあります。
特に乾燥肌の人や敏感肌の人は、肌荒れや炎症を起こすことがあるため、丁寧にケアすることが必要です。なるべく刃数の多いカミソリを使用し、なるべく肌を傷つけない電動シェーバーなどを活用するようにしましょう。
除毛剤の使用は極力避ける
除毛剤を使用する場合、肌に過敏反応を引き起こすことがありますので、極力避けた方が無難です。
どうしても除毛剤を使いたい場合は、正常な肌で1回テストして問題がないことを確認してからの方が良いでしょう。
熱い湯や熱い風呂も避ける
お風呂に入る場合、熱い湯に入ることは肌に刺激を与える可能性があるため、やめておいたほうが良いです。また、お風呂で長時間過ごすと肌が乾燥してしまうので、肌の乾燥には注意しましょう。
日焼けに注意
自己処理後の肌は敏感になっているため、日焼けを避けるようにしましょう。
自己処理後は、季節に関係なく必ず日焼け止めを使用することをおすすめします。
過剰な自己処理
毛の自己処理を行い過ぎると、肌を傷つけることがあります。過剰な自己処理は、肌トラブルの原因になるため、適度な頻度で行うようにします。
脱毛で肌トラブルが起きてしまった時の対処方法
では、最後にそれでも脱毛で肌トラブルが起きてしまった時の対処法について、解説していきます。
しっかりと肌を冷やす
多くの場合は、脱毛後も肌の炎症が残ってしまっているのが原因です。そのため肌に赤みや腫れが出た場合は、流水や濡れタオルなどで肌を冷やすことが大切です。肌を冷やすことで、炎症を抑えることができます。
潤いを与える
肌トラブルが起こったときも保湿が大切。炎症が起こっていない肌を守ることにもつながります。
肌が乾燥している場合は、保湿クリームやローションを塗ることで潤いを与えることが大切です。ただし、アルコール入りのものは避けるようにしましょう。
日焼け止めの使用
日光は敏感な肌には大敵。
なるべく早く医療機関を受診して欲しいところですが、それまでに外出しなければならない際には、日焼けを避けるために日焼け止めを使用します。
ただし、肌が過剰に刺激されている場合は、使用しない方が良い場合もあります。
なるべく早く専門医に相談
肌トラブルが悪化している場合は、皮膚科専門医に相談することが大切です。現在の状態をきちんと把握してもらい、適切な治療をしてもらうようにしましょう。
肌トラブルが起こる原因は、レーザーの出力や波長、肌の状態によって異なります。特にレーザー脱毛を受ける前に医師に相談し、肌の状態を評価してもらうことをお勧めします。
【まとめ】脱毛後の正しいアフターケアと自己処理の注意点
この記事では、脱毛後のアフターケアや自己処理での注意点についてご紹介していきました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。
レーザー脱毛のアフターケアについて:
- 脱毛後24時間は、お風呂やサウナなどの熱い場所や、日光に当たらないようにする
- 脱毛箇所には、化粧水や乳液、保湿クリームなどを塗って保湿することが大切
- ジャグジーやプールなどの水場で遊ぶ場合は、必ず肌の露出の少ない水着を着用する
普段の自己処理で注意すべきことについて:
- ムダ毛を処理する前に、肌をきちんと洗って清潔な状態にすることが大切
- カミソリなどの器具を共有しないようにすることで、感染症のリスクを回避する
- 脱毛箇所が乾燥している場合は、潤いを与えるために保湿クリームを塗ることが必要
レーザー脱毛で肌トラブルが起こった場合の対処方法について:
- 肌を冷やして炎症を抑えることが大切
- 保湿クリームで肌に潤いを与えることが必要
- 日焼け止めを使用して肌を保護し、症状が悪化する場合は専門医に相談する
さらに脱毛後のアフターケアについて知りたい方は、事前に脱毛するクリニックの担当医師・スタッフから話を聞くようにしましょう。そのクリニックに特化した対処方法を教えてくれる場合がありますよ。