VIO脱毛といえば、デリケートゾーンの脱毛ですが、気になるのが性病との関係のこと。いま、カンジダなどの性病の不安がある場合、もしくはすでに感染が分かっている場合などは、VIO脱毛を受けるには十分注意が必要です。なぜなら性病があるとVIO脱毛ができないからです。
そこで今回は、カンジダなどの性病があるとVIO脱毛ができない理由や、よくある性病の原因と治療法を解説します。
目次
カンジダとは何?
はじめに、カンジダという名の性病を取り上げましたが、そもそもカンジダとは性病の一つで、カンジダ菌という真菌に感染し、女性の場合は膣が炎症するなどして発症するものです。これを膣カンジダと呼びます。膣カンジダの症状の特徴には、かゆみや、酒粕のようなボロボロした形状のおりものなどがあります。
その他の性病も知っておこう
性病とは、主に性的接触によって感染するものを指します。カンジダの他にも、女性に起こりうる性病は複数あります。
例えば、梅毒、淋菌感染症、性器クラミジア感染症、ヘルペス感染症などです。
これらの原因と治療法は後ほど解説しますが、症状としてはかゆみのほか、潰瘍や水ぶくれなどができたり、性器に痛みが起きたりすることがあります。
性病があるとVIO脱毛ができない理由
性病があると、VIO脱毛は受けられません。
それは脱毛サロンでも脱毛クリニックでも同様です。なぜなら、性病はほとんど感染症であることから、ベッドや機械、タオルなどを介して感染するリスクがあるためです。
ですから、性病だけでなく、感染症のある場合も、脱毛そのものを受けることができません。例えば、HIV(エイズウイルス)、B型肝炎、C型肝炎なども脱毛を断られます。
性病の原因は?治療法も確認
性病があると、VIO脱毛を受けたくても受けられません。もし受けたい場合には、まずは性病を完全に治すことが必要になります。もし性病の疑いがある場合には、有名な性病について原因と治療法を確認しておきましょう。
カンジダの原因と治療法は?
カンジダの原因は、複数あり人それぞれ異なるといわれますが、もともとカンジダ菌は人体に備わる菌であり、普通に存在する菌です。しかし、疲れや風邪などで免疫力が低下していたり、極度なストレスを受けていたり、ホルモンバランスが乱れていたりするとカンジダ菌が増殖し、感染しやすくなるといわれています。また下着による通気性の悪さや性行為も一因といわれます。
カンジダの治療は抗真菌薬で行われるのが一般的で、膣錠、膣坐剤、クリーム剤などの種類があります。膣錠は膣に挿入する薬です。
梅毒の原因と治療法は?
主に他人との粘膜や皮膚の直接的な接触、つまり主に性行為によってうつる感染症で、梅毒トレポネーマという病原菌に感染するものです。症状はしこり、リンパ節の腫れ、赤い発疹などがあります。梅毒の治療は、抗菌薬の内服で行うのが一般的です。
淋菌感染症の原因と治療法は?
淋菌感染症は、淋菌という細菌に感染することで起きる性感染症です。男性と比べて女性は症状が出にくいため、気づきにくいところがあります。女性は子宮頚管に感染します。原因は、性的接触によるものといわれます。淋菌感染症の治療は、抗菌薬の内服で行うのが一般的です。
性器クラミジア感染症の原因と治療法は?
性器クラミジア感染症は、主に性的な接触で粘膜などを介して感染します。女性は子宮頚管の粘膜に感染しますが痛みは起きません。症状はほとんどないと言っていいので、気づきにくいところがあります。
膣の抵抗力が下がることから、他の感染症を起こすことがあるようです。例えば膣炎になると、かゆみ、おりものの変化、ニオイがきつくなるなどの症状が出ます。性器クラミジア感染症の治療は、抗菌薬の内服で行うのが一般的です。
ヘルペス感染症の原因と治療法は?
ヘルペス感染症は、口同士の接触、唾液や皮膚、体液に触れることで感染して発症します。性器に水ぶくれや腫れ、かゆみ、痛みなどの症状が出ます。ヘルペス感染症の治療は、抗ヘルペスウイルス薬の内服で行うのが一般的です。
脱毛サロンや脱毛クリニックで性病に感染する可能性ってあるの?
ところで、性病のことを知るとVIO脱毛を受けて感染しないか怖くなりますよね。実際、どうなのでしょうか。
脱毛クリニックでは、感染のリスクはほぼないと言っていいでしょう。クリニックでは性病や感染症の人や疑いのある人は照射を断っているためです。
また、衛生管理がきちんとできているところであれば、脱毛機器のパーツ、シーツ、タオルなど患者ごとに必ず変えており、消毒、殺菌が必要なものであれば、毎回、しっかり消毒、殺菌が行われます。
脱毛サロンについてはどうなのでしょうか。脱毛サロンによりますが、施術者のスキルや衛生管理の面ではどうしても医療機関であるクリニックに劣ってしまいます。
もし心配なら、国家資格を持つ施術者がおり、衛生管理を徹底している信頼のおける脱毛クリニックで受けたほうが安全といえます。
VIO脱毛は性病予防に効果的だった
ところでVIO脱毛を受けると、デリケートゾーンのムダ毛が減るので、雑菌が繁殖しにくくなり、感染予防につながるといわれています。実は、VIO脱毛が、性病予防に役立つこともあるということです。もちろん、VIO脱毛だけで性病予防はできないため、きちんと正当な対策を行いましょう。
【まとめ】カンジダ(性病)だとVIO脱毛ができないのはなぜ?
カンジダのような性病にかかっていたり、疑いがあったりすると、VIO脱毛は受けられません。もし思い当たる節がある場合には、必ず先に検査をして、もし感染が分かったら早急に治療を受けて早期に治療してからVIO脱毛を受けるようにしましょう。