医療脱毛の産毛への効果は?おすすめの脱毛機とレーザーを紹介

医療脱毛の産毛への効果は?おすすめの脱毛機とレーザーを紹介

毛深い肌をなんとかしたいと考えた時の人気施術である医療脱毛ですが、実は産毛にも効果的な方法として注目を集めています。
事実、人によっては産毛の悩みは深刻。
1度コンプレックスになってしまうと、なかなか解消することができません。
これまで色素が薄いため、従来の脱毛方法では難しいとされていた「産毛脱毛」。
ここ最近、医療脱毛の技術の進化により、産毛に対する効果が向上しているのです。

この記事では、医療脱毛による産毛の脱毛について解説します。
この記事を読むことで、産毛の脱毛に医療脱毛がおすすめの理由が理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。

  • 産毛脱毛の方法と効果についてわかる
  • 産毛脱毛におすすめの医療レーザーの種類がわかる
  • 産毛脱毛で人気な脱毛機と見るべきポイントが理解できる

産毛とは?

産毛とは、さまざま体毛のうち、細く柔らかく短い毛のこと。赤ちゃんが生まれた直後に、全身にわたって生えている細かい毛が代表的ですよね。
産毛は大人になってからも生えており、皮膚表面を滑らかにする役割を持ちます。しかし、同時に産毛によって肌がくすんで見えたり、産毛が濃く生えて黒く見えたりして、気になる方もたくさんいます。
こうしたニーズにお応えして、さまざまな方法の産毛脱毛が開発されましたが、従来の脱毛ではなかなか産毛脱毛はできませんでした。
近年になって、レーザー脱毛の技術が進歩して産毛でも脱毛できるようになってきたのです。

医療脱毛の産毛への効果は?

結論からいうと、「レーザー技術の進歩で産毛脱毛もできるようになっているが、通常の脱毛よりも効果は弱くなりやすい」ということになります。
医療脱毛は、メラニン色素に反応しやすいレーザーや光を用いて毛根にダメージを与え、毛を薄くしたり、永久に除去することができるようにする医療技術。
産毛に対しても同様に効果がありますが、産毛は毛根が未熟でありメラニン色素をつくるメラノサイトも十分に発達していないことが多いのです。そのため、産毛脱毛は通常の脱毛よりも時間がかかりやすくなります。
ただし、医療脱毛の技術が進歩し、さまざまなレーザーや光の照射方法や調節が可能になりました。そして、産毛にも効果的に照射することができるようになってきています。このため「産毛だからなかなか脱毛されにくい」と諦めずに、まずは事前カウンセリングで回数などを聞いてみることをおすすめします。

産毛脱毛に効果的なレーザーの種類は?

では、どのようなレーザーが産毛脱毛に効果的なのでしょうか。
実は、ここには正解はありません。
産毛の生えている位置やメラニン色素の量によって大きく異なります。
例えば、産毛脱毛によく使われるレーザーの種類として、「アレキサンドライトレーザー」「ヤグレーザー」「ダイオードレーザー」が挙げられます。

アレキサンドライトレーザーは、波長が755nmという比較的波長の短いレーザーで、メラニン色素に反応しやすい一方で、比較的浅い層にしか届かないのが特徴です。また、短いパルス幅を持ち、高いパワーで照射することができるため、効率的に産毛を脱毛することができます。
ですので、メラニン産生が比較的あり、浅い層に毛根があるような産毛には効果的でしょう。

一方、ヤグレーザーは波長が1064nmで、深い部分にある毛根にダメージを与えることができます。そのかわり、深く浸透するので脱毛レーザーの中では最も痛みを感じやすいのがデメリットです。

ダイオードレーザーは、ちょうどアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの中間に位置するレーザーなので、幅広い適応を持つ反面、どの産毛に対しても「ほどほどに効果を発揮する」のが特徴のレーザー光です。

どのレーザーでも、産毛脱毛に効果的であるとされていますが、個人差や脱毛の部位によっても効果が異なるため、医師や専門家に相談することが大切です。また、どのレーザー光でも1回で脱毛が完了するわけではありません。通常、最低でも5回〜8回は、クリニックに通い繰り返しの照射が必要になります。

産毛脱毛におすすめの脱毛機は?

なかなか除去することが難しいとされる産毛。
一体どのような脱毛機がよいのでしょう。
もし1つだけ選ぶとすれば、「ダイオードレーザー」を持つレーザー脱毛機器か、「アレキサンドライトレーザー」と「ヤグレーザー」を組み合わせて照射するレーザー脱毛機がおすすめです。
例えば、以下のレーザー脱毛機は産毛に対してもおすすめです。

ライトシェアデュエット

ライトシェアデュエットとは、アメリカのルミナス社が開発・製造した医療レーザー脱毛機です。日本だけでなく、世界中の医療脱毛クリニック・美容皮膚科に導入されており、脱毛経験も豊富な医療器具であり、主なレーザー光は中間型の幅広い適応をもつ「ダイオードレーザー」になります。
ライトシェアデュエットの一番の特徴は、2種類のハンドピースで効率よく脱毛しながら肌を吸引・伸ばして照射する熱破壊式レーザーであると言えます。
冷却機能を備え、肌を吸引しながら熱破壊式で毛根に直接アプローチするので、痛みを最小限にしながら効率よく永久脱毛することができます。

メディオスターNeXT PRO

メディオスターNeXT PROは、よく「蓄熱式」と呼ばれる方式で照射されることの多いレーザー機器の1つです。ダイオードレーザーの中でも808nmと940nmの2波長を同時にブレンドして照射することが可能となっています。
蓄熱式とは、毛根のメラニンに直接働きかけるのではなく、毛根の栄養や成長を司る「バルジ領域」をターゲットに照射します。直接働きかけない分、効果はマイルドになりますが、バルジ領域は毛根よりも浅い層にあるので、肌の刺激や痛みが従来の方式(熱破壊式)よりも少ないと言われています。
また、複数あるハンドピースを取り換えることで、脱毛部位に応じて照射面を広くしたり狭めたりすることができるのも特徴です。

メディオスターモノリス

メディオスターモノリスは、蓄熱式脱毛機として知られるメディオスターシリーズの中で、2020年12月には有効性・安全性のある医療機器として厚生労働省の薬事承認を受けた機器の1つ。

熱破壊式と蓄熱式を切り替えできたり、ダイオードレーザーの中でも808nmと940nmの2波長を同時にブレンドして照射することが可能なため、一般的なダイオードレーザーよりも肌のより深い所までレーザー照射できるのが特徴となっています。また、360度全方向型冷却システムを搭載し、痛みが少ないのも特徴です。

ソプラノアイス・プラチナム

ソプラノアイス・プラチナムは、蓄熱式脱毛方式の医療レーザー脱毛機の1種です。
ソプラノアイス・プラチナムの一番の特徴は、対応するレーザーの幅広さ。先ほど紹介したダイオードレーザー、アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザーの3種類を同時照射できます。そのため、様々な毛質や肌質にもアプローチすることができます。
ただし、ソプラノアイス・プラチナムも蓄熱式なので、熱破壊式とはアプローチの仕方が異なる点には注意が必要ですね。
このように、現在では産毛脱毛でも対応できるレーザー脱毛機器が発売されるようになってきています。
しかし、もちろん個人差があるため、必ずしも上記のレーザー脱毛機が全ての方に適しているわけではありません。脱毛サロンやクリニックでのカウンセリングを受け、自分に合ったレーザー脱毛機を選ぶことをおすすめします。

医療脱毛による産毛脱毛の注意点は?

なかなか難渋しやすい産毛脱毛。しっかり成功させたいですよね。実際、産毛脱毛に対する注意点はあるのでしょうか。

例えば、施術を受けるにあたって、以下のようなことを意識するようにすると良いでしょう。下記の点に注意しつつ、医療脱毛による産毛脱毛を行うことで、肌のツルツル感を実現でしょう。

痛みも含めてカウンセリングを事前にしっかり受ける

産毛脱毛はメラニン色素が少ない分、レーザー出力をあげて対応しがち。
そのため、レーザーの種類によっては痛みが強くでてしまうこともあるでしょう。施術前に必ず医療従事者とのカウンセリングを受け、自分に合った脱毛方法や施術プランを決めましょう。

日焼けを避ける

日光はレーザー脱毛の一番の大敵。
日焼けすると通常の肌も黒くなり、レーザーでのダメージを受けやすいほか、日光そのものによる肌の障害で、レーザーでの刺激が強く出てしまいます。そのため、施術前後2週間は、日焼けを避けるようにしましょう。

自己処理をしない

施術前は、除毛クリームやカミソリなどでの除毛は避けましょう。小さな傷ができて毛嚢炎(もうのうえん)などの副反応が強くでてしまうことがあります。

アフターケアをしっかり行う

施術後は、肌が敏感になっているため、アフターケアをしっかり行いましょう。保湿をしっかりしていただき、なるべくこすらず直射日光を避けて、肌は赤ちゃんを扱うようにいたわってあげてください。

【まとめ】医療脱毛の産毛への効果は?おすすめの脱毛機とレーザーを紹介

今回は、産毛脱毛のおすすめのレーザーや脱毛機の一部についてご紹介していきました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。

  • 産毛は軟毛で細く柔らかいため、通常の脱毛方法では除去が難しい
  • レーザー技術の進歩で産毛脱毛も徐々にできるようになってきている
  • レーザー脱毛は、光を照射してメラニン色素に吸収させ、毛乳頭を破壊する方法で効果が高い
  • レーザーの種類もアレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーと様々あり、産毛の状態によって最適なレーザー光は異なる
  • 適応の幅の広さを考えると、ダイオードレーザーや複数のレーザー光を組み合わせる方法であるが、事前カウンセリングできちんと診てもらう必要がある
  • 脱毛前後の日焼けや除毛は避けるべきで、施術前に医療従事者とのカウンセリングを受け、アフターケアもしっかり行う必要がある
  • 施術効果には個人差があるため、何度かの施術が必要となる場合がある

非常に気になる顔などの産毛。なかなか脱毛しにくいことも多く、効率的に脱毛したいですよね!しかし、産毛の脱毛がしっかりできるのかどうかは、脱毛施術を受ける側には分かりづらいところです。
もし、産毛脱毛についてもっと知りたい方は、まずは複数の脱毛クリニックのカウンセリングを受けてみて、レーザー脱毛機の特徴などを聞いてみると良いかもしれません。


関連記事

脱毛で硬毛化になりやすい人と部位は?脱毛を続けて治すが正解?

脱毛で硬毛化になりやすい人と部位は?脱毛を続けて治すが正解?

脱毛後の正しいアフターケアと自己処理の注意点

脱毛後の正しいアフターケアと自己処理の注意点

脱毛施術中の「くすぐったい」の原因と解決法

脱毛施術中の「くすぐったい」の原因と解決法

脱毛後のセルフケアってどうやるの?注意事項を確認しよう!

脱毛後のセルフケアってどうやるの?注意事項を確認しよう!

医療脱毛の副作用とリスクとは?その原因・症状・対策についても解説

医療脱毛の副作用とリスクとは?その原因・症状・対策についても解説

医療脱毛クリニックで嫌われやすい患者とは

医療脱毛クリニックで嫌われやすい患者とは

医療レーザー脱毛はどのようにして生まれたのか?

医療レーザー脱毛はどのようにして生まれたのか?

医療脱毛の産毛への効果は?おすすめの脱毛機とレーザーを紹介

医療脱毛の産毛への効果は?おすすめの脱毛機とレーザーを紹介